| 「洗浄」とは被洗浄物の表面に付着している汚れを除去し、清浄な表面、清浄な物質を得ることです。お風呂もいわゆる「洗浄」のひとつです。洗濯も「洗浄」のひとつです。今回お話しする「洗浄」は工業用の「脱脂洗浄」についてです。製造工程において大きな環境が負荷となるのが、「洗浄」工程です。金属加工において金属表面の油分・ゴミを取り除くのに洗浄を行いますが、その際、従来は多量の有機溶剤を使用してきました。有機溶剤により地下水汚染が発生したことから、1995 年にフロン・エタンが全廃になり、そこで代替洗浄として、塩素系洗浄剤が使用されるようになりました。しかし、塩素系洗浄剤も、環境保全に関する規制強化に伴い、使用制限・全廃が進んでいます。洗浄能力の低い代替洗浄への切換が進められていますが、一方、被洗浄物に求められる表面洗浄度は、以前よりも重視されつつあります。 |
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| 「洗浄」にもたくさんの方法があります。洗浄方式においては、シャワー洗浄、超音波洗浄等があります。洗浄液は水系洗剤、有機溶剤、炭化水素系洗浄剤等があります。それぞれ一長一短があり、それぞれの被洗浄物に合わせた洗浄方法と洗浄液を選定する必要があります。 |
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水系洗浄機は水系洗浄剤を使用します。最終工程では洗浄剤をすすぐ必要があり排水処理に留意する必要がありますが、安全性や、環境への影響は最も少なく、今後の代替洗浄の主力の1 つになるものと思われます。リンスが不十分であると部品表面に油分や洗浄剤が残留したり、発錆したりします。一方、炭化水素系洗浄剤は、可燃性溶剤で引火点があるため、洗浄設備を安全増防爆仕様にする必要があります。また、洗浄から乾燥まで一液洗浄が可能であり、塩素系と同様に蒸留再生や蒸気洗浄が可能ですが、現在原油高騰のあおりをうけ、炭化水素洗浄剤も値上がりをしており、洗浄費高騰がメーカーの悩みの種となっています。 |
では弊社はそういった中で、どのような洗浄方法を開発したのか? それは水だけで洗浄できる「電解水洗浄」というまったく別の新しい洗浄方法です。洗浄剤をいっさい使用せず、水道水を電気分解して得られる電解水だけで洗浄するシステムです。通常の水系洗浄とは違い洗浄剤を使用しないため、すすぎも必要なく、また洗浄水の循環利用が可能のため、廃液も大幅に削減できます。通常の水系洗浄において問題になるのが、洗浄剤の使用、排水量であると思われますが、電解水洗浄はこれらを大幅に改善することができます。 |
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